さっき間違えて
歌詞をタイピングしているほうのブログに投稿しようと思ったテキストを載せてしまいました。
タイピング、続けていたら楽しくなってきて
最近は結構なペースで更新しています。
間違えて載せたのは、東京カランコロンさんの『指でキスしよう』という曲です。
優しくてとても好きな曲です。
まず、「指でキスしよう」という曲名がおしゃれすぎます。
サビの「視線の先で揺れる想いはまだ届かない」という歌詞もすごく好きなのですが
わたしは特にBメロの歌詞が好きです。
一番も二番も好き。
好きな『誰か』の情景が浮かんでないと書けない歌詞だと思います。
歌詞はこんな感じです↓
『君と特別になりたい
長いまつ毛にかかる髪を
こそばゆくて何度も触る
仕草一つで胸が熱くなるよ』
『君と一つになりたい
華奢な指で火をつけては
遠く見つめて煙を吐く
仕草一つで胸が熱くなるよ』
君と特別になりたい、って真っ直ぐで好きです。
特別になる、って
ただ付き合いたいとか
自分の物になって欲しいとか
そういう独りよがり感がなくて。
君『の』特別になりたい、じゃなくて
君『と』特別になりたい、なのも好きです。
”あなたとわたし”の世界で愛を見つめられる人は美しいと思う。
二番の歌詞が何より好きです。
個人的な好みなんですが、わたしはタバコの描写がある歌詞がすごく好きです。
タバコって、わたしの中では
『分かり合えないものの象徴』
なんですよね。
吸う人と吸わない人の間には
絶対に共有し得ない感情や感覚があると思う。
恋愛の醍醐味は
分かり合えないことを分かった気になることにあると思います。
正直、どれだけ近付いても自分と相手は他人です。
これだけはどうやっても変えることはできない。
だから、100%分かり合えることは絶対にない。
友達だったらそれでもいいと思うんです。
差を楽しむのも人間関係のおもしろさだから。
でも恋愛になると、その先が欲しくなる。
贅沢になる。
相手と100%で分かり合いたくなる。
本当は他人だからそんなことは絶対に叶いっこないんです。
それをわたしたちは
ぶつかって、擦り合わせて、譲り合って
なんとか分かり合おうとする。
分かり合えたような気になる。
恋愛の一番のおもしろさはこの作業にあると思います。
だからわたしは
誰かとの差を愛しみたい。
二人で分かり合ったような気になりたい。
恋の為には、分かり合えない差が必要なんです。
その一番の象徴を、この世界ではタバコが担っています。